剣道の綿袴を購入して、まずは型崩れしたときのための目印を針と糸を使って作ったのは前回のブログで紹介しました。今回は新しい道着をそのまま着るのではなく洗濯をして藍が付くのを少しでも緩和しようとしてみました。綿袴を初めて洗うの巻です。
こんな風にきれいに帯も縛られていますが、もちろんこのまま洗うわけではありませんので、新品感とはおさらばして、紙の部分を外し、型崩れを防ぐためについている糸を取りました。
こんな感じになりました。名前のところはご容赦ください。しっかりと刺繍で名前が入っています。この帯の部分を袴の中にしまっていきます。
短い方はそのまま内側を通して下まで入れても足の方からは出てきません。長い方はまず二つに折って半分にして袴の中へ折れ曲がらないように丁寧に入れていきました。
こんな感じで、袴にしまって、きれいに畳みなおします。そして、お湯で洗うわけですが、こんなに大きなタライはありませんので、お風呂場へ行きます。もちろんまずは家族が入った後の残り湯を使いました。
ドキドキしながら入れてみました。そいえば、折り目の部分をクリップで止めて型崩れを防ぐなんてこともした方がいいと聞いていましたが、クリップが家にはないし、お湯につけた後で思い出したので諦めました。残り湯なので入浴剤の色になっています。
お風呂の中で、足で踏んで洗っていきました。裏返したり少し畳んだりしながら踏んで、しっかりと洗っていきます。思ったほど藍は落ちてきません。そういえば、もともと湯通しされていると書いてあったのを思い出します。10分ほど歩いて、汗だくになってとりあえず、袴はこれで終わりです。続いて、道着の方も洗ってみます。
道着は裏返して畳んであります。明らかに道着の方が藍の色が濃いです…お風呂の色は最初の時よりは袴の色が落ちたので少し濁っています。ここで袴と同じように足踏みで道着を洗っていきますが、袴よりは足で転がしながらぐりぐりとしてしっかり洗いました。すると…。
お風呂の色は全く変わっていしまいました。最後に、ここらお湯を抜きながら袴と道着を洗っていきます。右側が道着です。袴はいったん外に出していましたが、絞るためにもう一度、お風呂に入れました。
脱水機をかけるわけにもいかないので、足で踏んで水をなるべく切っていきます。隅から細かく歩いて水分をなるべく絞りますが…。
お風呂に干してみると、ボトボトと水滴が落ちてきます。どうしようか悩みましたが、これではお風呂も洗えないし…この後、外に干すことにしました。そして、道着を洗った後のお風呂といえば。
ご覧の通りの有様です。これは洗濯後のお風呂洗いも一苦労です。そんなわけで洗剤かけてせっせと洗いました。凸凹したところに藍の色がついてなかなか取れませんでしたが、一生懸命こすったら何とかきれいにすることができました。
ほら、ぱっと見きれいですね。いやいやそんなによく見ちゃダメです。そして、夜から干して翌日の昼頃の道着と袴は…。
袴は途中で裏返して、両面を日に当てて早く乾くようにしました。ちなみにそうやって少し触るだけで濡れている袴や道着で指先は真っ青になってしまいました。
そうして、ようやく剣道場に来ていくことができました。着装したときも手は真っ青です。そして、練習後の体はまるでアザだらけ?と思えるほどに上半身は真っ青になっていました。下半身は膝のあたりが真っ青です。でも、これまでの化学繊維の袴とは違ってなんとなく自分が強くなったみたいで満足。
ちなみにお風呂に入って体を洗うと、きれいに藍の色は取れました。
コメント